広汎性発達障害(PDD)と障害年金

広汎性発達障害(PDD)について解説します。

広汎性発達障害とは

広汎性発達障害は「社会性の問題(対人関係)」、「パターン化した行動」、「強いこだわり」の症状がみられる精神障害の “総称” です。

以下の症状は、広汎性発達障害に分類されます。

  • 自閉症
  • アスペルガー症候群
  • 小児期崩壊性障害
  • レット症候群
  • (他にもあります)

広汎性発達障害での障害年金の認定基準

障害年金の認定において、広汎性発達障害は発達障害の認定基準に準じます。
発達障害で支給対象となる等級と症状の目安は、発達障害(自閉症、学習障害、ADHD 他)と障害年金 にまとめてありますのでご参照ください。

広汎性発達障害の症状

1.社会性の問題(対人関係)

人づき合いが苦手で、ひとりでいる方が気が楽だったり、ひとりを好む傾向があります。「空気を読む」ということが苦手で、その場の状況や相手に応じて行動することが難しく、ご本人や周りの方が辛い思いをされていることが多いです。

2.コミュニケーションの問題

自分の気持ちを相手に伝えることが苦手で、会話が続かなかったり、強い緊張を覚えたりします。

また、私たちは言葉以外にも、”表情”、”態度”、”口調”、”ジェスチャー” なども交えてコミュニケーションを取りますが、それら全部を含めて相手の気持ちや考えを「察する」という想像力を働かせることが苦手で、表面的な言葉だけを捉えてしまう傾向があります。

3.強いこだわり

“自分だけのルール” や “自分だけの行動・手段のパターン” があります。興味や関心が限定された同じことに繰り返し向かい、そして熱中します。偏食もこれに該当します。

4. その他

音・光への感覚の過敏などの症状が出ることもあります。

サヴァン症候群

広汎性発達障害や精神発達遅滞の方で、特定の分野において非常に優れた能力を持つ方を「サヴァン症候群」と呼びます。驚異的な記憶力や表現力を持ち、芸術などの領域で超人的な才能を発揮する場合があります。

障害年金申請において重要な「医療機関での初診日」

障害年金を申請する際の提出書類のひとつに 「受診状況等証明書」があります。
これは、初めて医師の診断を受けた日の証明になりますが、この初診日は、障害年金の認定において大変重要な項目となります。

初診日の時点で “どの保険制度に加入していたか” 、”保険料をいくら支払っていたか” 等は、障害年金の受給資格の有無、障害認定日、また、障害基礎年金なのか障害厚生年金なのかを決定する要素となります。初診日の重要性については、当サイト内の 障害年金ってなに?障害年金がもらえない可能性がある2つのケース障害年金で支給される金額 をご覧ください。

悪化させないために、また初診日を確定させるためにも、広汎性発達障害の兆候が見られる方は、早めに心療内科で受診してください。

初診日を証明する書類はきちんと保管しておきましょう

障害年金を申請する際、初診日を証明するために、初診を受けた病院で「受診状況等証明書」を発行してもらいます。

もし、病院でカルテが残っていなかった場合、初診日を証明する書類が必要になります。受診された場合は以下の書類はきちんと保管するようにしておきましょう。

  • 診察券(できれば診察日や診療科が分かるもの)
  • 領収書
  • お薬手帳
  • 健康保険の給付記録など

定期的な通院をされていない方へ

障害年金の申請の際「認定日請求」と呼ばれる、通常、初診日から1年6ヶ月を経過した日から3か月以内の診断書が必要になります。
この期間に通院をしていなければ、「事後重症による請求」といって、現在の診断書での請求しかできなくなる可能性が高くなります。
そうならないためにも、出来るだけ早く当事務所の無料相談をご利用ください。一緒に障害年金の申請に向けて準備をしましょう。

広汎性発達障害で日常生活に支障をきたし、障害年金の申請をお考えの奈良近辺の方は、当事務所にお気軽にご相談くださいね。